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院長コラム
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No.3  「冷え」について ・・・ その1

今年の冬は暖かかったので、冷えに悩む人が少なかったかというと、決してそんなことはない。
「冷え」で悩んでいる人、また「冷え」が病気の原因の1つと考えられるような人はどの季節でもいる。必ずいる。
婦人科の外来をやっていて、「体を冷やさないように」などというアドバイスをしない日は無い。

とにかく、女性と冷えは切っても切れない関係である。
実は私自身もかなりの冷え性だ。手足が冷えきって眠れないこともあるし、暖かい食べ物の方を好む。

冷えている時は活動が鈍り、まるで前世が冬眠する動物だったのではと思えるほど動けなくなる。逆に、ちょっとした症状−例えば頭痛、胃腸の不調、腰痛、風邪などが体を温めれば随分と良くなる事を身をもって知っている。仕事に穴をあける訳に行かないので、体調に対するセンサーを敏感にして、冷えないようにし、未然に病気を防ぐよう心がけているつもりである。



ウェルスプリング ウィメンズクリニックそれでは、なぜ女性に冷え症が多いのか?

それは第一に、主なエネルギーの産生場である筋肉の量が男性に比べ少なく、エネルギーを産生しにくいため。

第二に、女性ホルモンと自律神経系はお互いに大きな影響を及ぼし合っており、女性ホルモンの分泌の変化に伴い自律神経のバランスを崩しやすいため。バランスの崩れは全身の循環動態に影響を及ぼし、いわゆる「血の巡り」が悪くなったり偏ったりしやすく、それにつれ冷えを感じる事が多い。


加えて、現代人の生活は体を冷やす事ばかりらしい。
まず、食べ物で白いパン、精白米、白砂糖、加工食品は体を冷やす食べ物に分類される。
そうすると、主食やおやつで体を冷やしてしまう。野菜や果物も季節を問わず食べられるので、冬でも体を冷やす夏野菜を食べてしまうし、真冬にビールやアイスクリームも摂ってしまう。
おまけに、このストレス社会でずっと緊張が続くと、やはり自律神経のバランスを崩し、血管が収縮し血の巡りが悪くなり冷える。そのような状態では血が滞りやすく、免疫力が低下し感染症やガンにかかりやすくなるといわれている。



ウェルスプリング ウィメンズクリニック女性は一般に甘いものが大好きだ。
それにホルモンの変化で自律神経が乱れやすい。しかも最近の女性の社会進出は目覚しく、それにつれ男性同様仕事上のストレスを受ける機会も増えてきた。家庭における悩みもある。
こう来ると、女性が冷え性になる条件は揃いすぎている位だ。

大人になったら自分の健康は自分で守ろう、病気は未然に防ごうという意識を強く持たないと、このストレス社会を乗り切れない。



次回は、冷え対策として何をすればいいかについて少し書いてみたい。

 

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