よくある病気

婦人科特有の病気があります。
女性特有の悩みがあります。

よく耳にするこれらの婦人科の病気・・・
「病院にいくのは恥ずかしい」なんて言っている場合ではありません。
女性による診察なら、安心して受けていただけるのではないでしょうか?
悩まず迷わず、是非ご相談ください。


子宮筋腫

子宮筋腫イメージ

子宮筋腫とは?

子宮は平滑筋という筋肉で出来ています。その筋肉の中にできる良性腫瘍のことを子宮筋腫と呼びます。
30歳以上の女性では、3人に1人が子宮筋腫を持っているといわれるくらいポピュラーなものです。
大きさは様々で、肉眼では見えないものから人の頭位まで発育するものまであります。
大きくなると、お腹の上から硬い塊として触れることもあります。
女性ホルモンを養分として発育します。
したがって閉経後は小さくなります。

どんな症状?

筋腫の大きさ、数、できている場所により様々ですが、最も多いのが過多月経(月経量が多い)や、過長月経(月経期間が長い)、月経痛の3つです。
筋腫が大きければお腹の張った感じや便秘、尿が近いなどの症状も出てきます。
月経量が多いのでしばしば貧血症状が出ます。
(動悸、息切れ、顔色不良など)生殖年齢では、筋腫も不妊原因の1つに挙げられます。

治療方法は?

症状がないか、あっても軽度なら様子観察でもよいです。3ヶ月~1年に1度超音波でチェックしてもらいましょう。
日常生活に影響が出るほどであれば治療対象となります。
治療方法には(1)ホルモン療法と(2)手術療法があります。

(1) ホルモン療法
GnRHアナログまたはダナゾールというホルモン剤を用いて生理を一定期間止めてしまいます。
貧血があり生理を来させたくない場合や、あと少しで閉経するため手術するほどでもない場合などに用います。
女性ホルモンが低下するので、筋腫は小さくなりますが、薬をやめてしばらくすると症状が戻ってきます。
したがって休薬しながら治療を繰り返すことがしばしばあります。
副作用は更年期症状、骨密度の低下や肝機能障害、血栓症(まれにダナゾール使用で起こることがあります。)などです。

(2) 手術療法
子宮を全部とる全摘術と、筋腫だけを取る筋腫核出術があります。
最近では腹腔鏡を使ったこれらの手術も増えてきました。

※その他、最近では、子宮動脈塞栓術(子宮の栄養血管の血流を遮断して筋腫の血行障害を起こさせて治療する方法)や、集束超音波療法(高エネルギーの超音波を体外から照射して筋腫核を焼く)が臨床応用されるようになりました。