よくある病気

婦人科特有の病気があります。
女性特有の悩みがあります。

よく耳にするこれらの婦人科の病気・・・
「病院にいくのは恥ずかしい」なんて言っている場合ではありません。
女性による診察なら、安心して受けていただけるのではないでしょうか?
悩まず迷わず、是非ご相談ください。


子宮脱

子宮脱イメージ

子宮脱とは?

子宮の位置が正常よりも下方に偏移したもので、子宮の一部または全部が膣の入り口より外に出た状態を子宮脱といいます。
骨盤底の支持組織がゆるんで、子宮を支えられなくなる状態です。

子宮は前方の膀胱、後方の直腸と靭帯でつながっているため、子宮だけでなく膀胱、直腸が下がって膣から脱出する場合もあります。
膀胱が下がって脱出する場合を膀胱瘤、直腸が下がって脱出する場合を直腸瘤とよびます。
出産経験のある高齢女性に多く発生します。

どんな症状?

子宮が下がった感じ、下腹部不快感などがあり、排便時や起立、歩行時、入浴時などに膣の入り口にかたまりが顔を出している、触れるといった症状がでます。
脱出程度がつよいと、いつも下着にこすれて出血したり、おりものが多いといった症状が出ます。

膀胱が一緒に下がることも多く、それにより頻尿、尿失禁、おしっこが出ない(尿閉)などの症状を合併することがあります。

治療方法は?

手術をしない方法

リング状の膣内ペッサリー挿入により、子宮の脱出を防止します。数ヶ月おきにペッサリー交換を行います。

手術療法

一般的には子宮を膣式に摘出し前後の膣壁を縫い縮めて骨盤支持組織を強化する膣壁形成術が行われます。
その他子宮頸部のみを切断するManchester手術、子宮を取らずに膣を閉鎖する膣閉鎖術(Le Fort手術)があります。

骨盤底筋体操は効果がある??

症状がないか、あっても軽度なら様子観察でもよいです。
3ヶ月~1年に1度超音波でチェックしてもらいましょう。
日常生活に影響が出るほどであれば治療対象となります。

治療方法には(1)ホルモン療法(2)手術療法があります。

(1) ホルモン療法 

GnRHアナログまたはダナゾールというホルモン剤を用いて生理を一定期間止めてしまいます。
貧血があり生理を来させたくない場合や、あと少しで閉経するため手術するほどでもない場合などに用います。女性ホルモンが低下するので、筋腫は小さくなりますが、薬をやめてしばらくすると症状が戻ってきます。したがって休薬しながら治療を繰り返すことがしばしばあります。副作用は更年期症状、骨密度の低下や肝機能障害、血栓症(まれにダナゾール使用で起こることがあります。)などです。

(2) 手術療法

子宮下垂や膀胱瘤の予防に効果があるとされています。 (常に脱出した状態の場合は手術療法の対象になることが多い) 腹圧性尿失禁に対する治療効果は認められています。 ただし毎日継続して、最低でも1ヶ月は続けなければ効果は得られません。