マリコ院長のときたまトーク
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2020.11.17
第8回「わたしの「嵐」愛」

国民のアイドル「」が今年いっぱいで活動を休止します。
11月3日に新国立競技場でライブ配信された嵐フェスを楽しんだ方も多いと思います。
デジタルコンテンツ解禁になって一層、嵐の勢いはとどまるところを知らず、まるでパンデミックのようです。

私は2006年公開の映画「硫黄島からの手紙」を偶然見に行き、主役で出演した二宮くんの演技力に圧倒され、それがアイドルグループ「嵐」のメンバーだと知り驚愕し、以後嵐ファンとして、コンサートがあるたび仕事の合間を縫って応援に駆けつけました。コンサートに1度でも行った方はお分かりかと思いますが、大スペクタクルステージでとにかく美しい!楽しい!ワクワク!!ハッピー〜!!!なのです。元来歌や踊りが好きなわたしは、ピョンピョンしすぎでコンサートの帰りに膝が痛くなっていることもしばしばでした(あー恥ずかしい)。新年会でみんなと「愛を叫べ」を踊ったことも良い思い出です。
とはいうものの、普段はほとんどテレビを見ないので、「嵐にしやがれ」を折に触れ見るくらいで、「VS嵐」は数回、二宮くん冠番組すら、撮り溜めっぱなしと言う有様、とてもいい加減なファンの一人です。そんな私ですが、この機会に嵐の魅力について、今一度思いを馳せてみたいと思います。

嵐自身が嵐を語るときいつも「5人でなければ嵐じゃない」と言います。「5人で一つ」なんだと。

  1. 自然と繋がり自由を愛しながら、歌やダンスの上手さで他の追随を許さない大野くん
  2. エリート学歴の秀才でありながら、人をジャッジすることを自分に戒め、常に人と温かく交わろうと努力しみんなをまとめていく櫻井くん
  3. 人の心の光と闇を良く知り、コミュニケーションの達人ながらぶれない自分を持っている二宮くん
  4. 明るくハートフルな天然癒しキャラでありながら、一番の頑張り屋相葉くん
  5. スーパー級の美貌の持ち主でありながらグループ内では最も男らしく、アーティスト嵐の部分で力強く牽引する松潤

「〇〇ながら〇〇」と言う表現をしてみましたが、それぞれに個性が際立ち、その個性にも二面性があり深みがあり、5人揃えばまさに最強!欠けがないのです。まさに5人で一つの素晴らしい人格を形作っているように、私には感じられるのです。そしてお互いをとても尊重しあっていることが、バラエティでも何を見てもよく伝わります。
そんな最強の5人の歌声がまたまた素晴らしいハーモニーを作り出し、何とは無しに聞いているだけで心地よく、脳内ではおそらくα波が出まくっているはずです。
本当に「奇跡の調和」という言葉がぴったりです。
いつも和気藹々として、全員が優しい嵐のキャラクターのために、歌詞も愛、希望、夢、友情がテーマであり、後ろ向きな歌詞がほとんど見当たりません。人によっては白々しいとか、人生そんな甘くないんだよ、とか辛口なご意見もあると思いますが、これだけ徹底していると、「嵐プロジェクト」そのものが、日本のキラ星としてひときわ輝いているように、私には思えます。
大スターの宿命で、私生活暴露やバッシングの嵐に遭うことはしょっちゅうですが、幾多の試練にも屈せず、常に一番の座に君臨している、これはもう、日本人の意識がそうさせているに違いありません。嵐は日本のアイコニックな存在です!

なんだかとっても力が入ってしまいすみませんm(_ _)m
でも本当に奇跡のようなグループなのだと、私は確信しています。
あと少しで無期限休業に入り、あのスーパーハッピーなコンサートを観ることができないのが寂しいけれど、それよりも全員がひとりの人間として、より幸せになり成長して欲しいという気持ちの方が強いです。
嵐のメンバーの皆さん全員が、活動休止後も、それぞれに自分らしさを表現して、幸せになってもらうことを心より願います。皆さんお付き合いくださってありがとう!

2020.10.02
第7回「「やる気が出ない」についての考察(その2)後編」

前回では、「やる気が出ないんですけど。。(ホルモン不足のせいですか??)」
といって受診される患者さんに対して、主に体の不調が原因とおもわれる場合について書きました。
今回は、体の不調がメインではない、心の有り様について書いてみたいと思います。当然ながら体と心は切り離せませんので、両方の原因が同居している場合も多いと思いますが。
そもそも「やる気が出なく」なってしまった人は、かつてはやる気があった訳です。なので問題になります。
私自身は今「やる気」は失っておらず、過去にそのような経験はあったかもしれませんが想像の範囲を出ないので、
周りの人達に「やる気がでなくなる時ってどんなとき?」と聞いてみました。様々な立場、年齢の差はありましたが、まとめると、以下の3点と思われました。

1.人に必要とされてないと思うとき(一生懸命にやったつもりなのに認めてもらえない)
2.人にあれこれ指示されたり怒られたりして自分の思うようにいかないとき
3.全く興味のない仕事をやらないといけないとき

どうやら、
自分に対する「無価値感」
本来の自分がだせていない「不自由感」もしくは「自己不一致感」
がやる気のなさの原因のようです。
例えば、子供が独立して家を出ていった、
ご主人の浮気が発覚した、
コロナ禍で仕事が激減した。
仕事が自分に合っていない、得意分野を生かせていない、
同居の義母に家事の主導権を握られており、自主性を持って家事ができない(と本人が思っている…)

このような場合にやる気が出なくなることは十分にありえます。
人生の中でこのような場面は少なからずあるでしょう。とりたてて異常事態ではないということです。なので、やる気が出なくなってもすごく深刻になったり焦ったり、罪悪感を持たなくてもいいと思います。
そうはいっても、いつまでも「無価値感」「不自由感」「自己不一致感」
をほっておく訳にはいきません。ただ、自分の外にある原因
「子供」「夫」「コロナ」「上司」「義母」を責めたり恨んだりして、万事うまくいくとは思えませんよね。
それよりも、「本当の自分の心」が喜ぶこと、ワクワクすること(小さいことでもいいんです)を探して自分に癒しを与えてあげてほしいと思います。要は「好きなこと探し」です。常識ハズレなことでも構いません。SNSに載せるためでもありません。自分だけの事なのです。これ、言うほど簡単でもありません。なぜなら体裁、義理なども勘定に入れずに自分が好きと感じることを探すには、センサーも鋭敏にならなければいけないからです。
その作業を地道に続けることで、やがて「本来の自分」にパワーが備わってくるのではないでしょうか?外的なことで本来の自分らしさが損なわれる場面にであっても、「自分だけが知っている、自分だけの好き」がちゃんとあれば、簡単に萎れることはないと思います。そして現状を変えていく力も、そこからきっと出て来るはずです。

心から、みなさんに幸あれと願います。

2020.08.03
第7回「「やる気が出ない」についての考察(その1)前編」

私のクリニックには更年期の問題を抱えた患者さんも多く受診されます。多種多様な症状をお話しになりますが、最近私が気になっている症状(あるいは問題)に、「やる気が出ない」というものがあります。代表例はこんな感じです。

40代後半、月経は不順になる時もあるがまずまず1ヶ月に一回は来ている。子供、夫と暮らし仕事はパート勤務。病気は花粉症以外目立った病気なし。
「最近なんだか何もやる気が起きないんです。仕事には行けていますが、家事は必要最小限のみ。特に眠れないわけでも、食欲がないわけでもありません。これといって趣味はありませんが、好きなテレビ番組を見たり、時々ママ友とランチに行ったりはします。ストレスは無いと言ったら嘘になります。仕事でも、家庭でも。でも仕事は変わってからもう1年になって仕事自体には慣れているし、特に夫と仲が悪いということもありません。子供に関してはストレスはあると思います。生理が不順になることもあるし、そろそろ更年期症状が出ているためにやる気が出ないんじゃないかと思い受診しました。。。」

「やる気が出ない」と言って受診される方は、大抵それなりに生活が出来ていて、例えば部屋がゴミ屋敷になっているとか、昼夜逆転とか、酒浸りになっているなど生活が破綻寸前のような状態にはなっていないように見受けられます(実際ご家庭を覗いてないのでなんとも言えませんが)
「眠れない」「食べれない」「痛い」が強ければ大問題ですが、「やる気が出ない」と訴える方は、その点はそんなに逼迫した問題ではないことが多いです。 「やる気が出ない」を言い換えるとどうなるか。
「疲れやすい」「スタミナ切れ」「腰が重い」「一生懸命やる意義が見出せない」「何をしても虚しい」「集中力がない」などでしょうか。
「やる気」はイコール「意欲」ですね。「意欲」とは「ある物事を成し遂げようと思う積極的な気持ち」のことです。
そのような「意欲」というものが、更年期の女性は少なく弱くなってしまうのでしょうか?
この問題を考えるにあたっては、身体の問題と心の問題に分けて考える必要があります。
まず身体の問題として、教科書的な更年期の症状に「疲れやすい」というものがあります。
「若い頃は夜勤して次の日も普通に働けていたのに今は休まないと働けない。」「前は根を詰めて手芸など短時間に仕上げられていたのに、今は1つ仕上げるのに何日もかかってしまう」に類したことは、誰しも経験したことがあると思います。

更年期を心配され受診された方はホルモンのバランスがどうなっているかを採血で調べますが、月経が何ヶ月も来ていないような人以外は、女性ホルモンの値が低いわけでないことがよくあります。むしろ過剰に出ていることもあるくらいです。過剰に出ているから大丈夫とは言えません。更年期のホルモン動態は不安定であり、乱高下を繰り返し、たまたまホルモンがたくさん出ている時に採血した可能性もあるのです。そうした不安定なホルモンの動きに翻弄されいわゆる更年期障害としての疲れやすさが出ることは十分に考えられます。
さらには身体の老化による筋肉の衰え→姿勢の悪化→疲労感、あるいは老化による目の疲れ→疲労感に繋がり、それが「やる気のなさ」と捉えてしまう可能性もあります。

最近では「血糖値の乱高下」が問題視されるようになりました。体質的な要素も多分にありますが、糖質の多い食べ物(特に精製されたもの)を摂ると一気に血糖値が急上昇しさらには急降下しやすく、血糖値が急降下するとイライラ感、だるさ、眠気、不安感が増すということはよく知られるようになりました。
将来の糖尿病の予防のためにも糖質摂取の工夫が必要ですが、情緒安定や意欲の保持のためにも大変重要です。
「月経前症候群」という、月経前に種々の症状(前述した症状を含む)で苦しむ病態がありますが、月経前の「黄体期」は特に低血糖に対して敏感になりやすく、「月経前症候群」を更年期症状と思い受診される方も少なくありません。

〜続く〜